結婚記念日

今日は47回目の結婚記念日

コーヒータイムに
「今頃、式場に向かってたのかも…」
と思い出す

行きつけの美容院の方に来て頂き
自宅で花嫁支度をした時代だ

オットが思い出したのは
披露宴の司会を頼んでいた友人が
なかなか到着せずヤキモキしたこと
その方は、久し振りの仲間と
駅前で麻雀していたとか…

「ご新郎様、今度こそ
目をつぶらないようお願いします」
集合写真の撮影で

その言葉を何度聞いただろう
お陰で、場が和やかになったけれど…

緊張で何も喉に通らない筈の新婦は
朝ご飯に、母が用意してくれた
大好物のお赤飯をお替りし、
披露宴では、
これまた大好物の鰻の蒲焼に目が行き、かぶりついた
そしてまたまた大好物のビールを
遠慮することなくゴクゴク🍺…
兄に「あんなに飲み食いする花嫁さんは初めてだ」と言われてしまった(>_<)

片や新郎は、
花嫁に向かって
「今のうちに食べておけよ」と
言ってくれたのだけれど
当の本人は、前日からずっとお腹が痛く
ほとんど口にしなかったようだ

新婚旅行は四国
彼が計画を立て私が交通公社で予約
「新婚旅行と言わないように…、その方が安くあがる」
とクギをさされていたけれど
窓口で「新婚旅行ですか?」と聞かれたら
ウソは言えなかった(+_+)

ほぼ四国一周と
隙間なく立てたスケジュールに
「修学旅行じゃないンですから…」
と接客の方も呆れ顔
その方のアドバイスで一泊追加

追加したのは土佐中村
ビジネスホテルみたいな部屋だったけれど
小さな町だからこんなものかな?
と思いつつ、
茶店みたいな小さいテーブルで

新婚旅行の割には極々フツーの夕食、
何か追加で頼めないか…と電話
無理とのことで
仕方なく、オットが好物なので…と
味付け海苔を持ってきて貰い
アッという間に食べ終えた

夕食が終わり、しばらくした時
慌てたように仲居さんがきて
「部屋が違ってました」とのこと
次に通された部屋は、広いのは勿論のこと
バスタブがピンク ❢…
もしかして夕食も違ってた?
今も記憶に残る疑惑

路線バスでの移動が多く
乗り物酔いする私は
ほんの少し窓を開けていたけれど
それでも、時々「あ~、酔いそう~」
そうなると、隣から
「窓から顔を出せ」の声
12月の風で酔いを醒まし、次なる目的地へ…

甘さも風情もないハネムーンから
新居へ…
早速オットに麻雀の誘いがかかり
私は一人で晩御飯

それが47年の歴史の始まりであった

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