妹を偲んで - ⑤ 病院

最初の抗がん剤がよく効き
数値が目を見張る程よくなり
「私、奇跡を起こすかも…」と
明るい声で報告してくれていました

でもだんだん効かなくなり
12月には東大病院で
先進医療を受けることが決まっていました

私にできることは
なるべく明るい話題とジョークで
ケラケラと笑いながらの長電話…
それぐらいしかありませんでした

11月1日にも2時間ぐらい電話、
「2キロ太ったのヨ」とも話していて、
少し安心しました

その後のメールや電話に、返信がなく、
心配していたところに、
11/11、姉から
「入院してるんだって!」の電話。

何が何だか、事情が分からないまま、
11/30、緩和ケアの病院へ転院

あんなに元気に笑っていたのに…
東大病院に行くって言ってたのに…
2キロ太ったって話してたのに…
急変を俄かに信じられませんでした

転院した病院のホームページに
ガラス越し面会のことが書いてあり
電話で問い合わせ
「少し落ち着いた頃に…」と
12/3、名古屋の姉と飛んで行きました

面会は一組2人、30分…
ガラス越しでなく病室に入れて貰えましたが
30分なんてアッという間…
看護師さんが
「もう少しいいですよ」
1時間ぐらい黙認して下さいました

そして次の日も…

ナナカマドが見たいと妹…
ブログに掲載したことを思い出し
可愛がっていた猫の写真と共に
カメラ屋さんでA4ワイド版にプリントして貰い
病室の壁、
妹がちょうど見える位置に貼りました

スマホの機能、便利さを感じました

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姉は名古屋、私は札幌、
感染拡大している地域なので

コロナを持ち込まないか、
度々行っていいものか…等
病院の了解も得られ、
13・14・15日も面会

でも
12月19日、
遥か遥か遠くへ行ってしまいました

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